昨日、サッカー日本代表はイラン代表に1−2で敗戦し、ベスト8で大会敗退となりました。
この試合前には、ピッチ外での問題で世間を騒がせていましたが、今回は90分間の試合内容について書いていこうと思います。
snsでは色々な意見が出ていますが、ここからは大和個人の意見や考えになります。
森保監督が言っていたように、やはり敗因は選手交代のタイミング、人選だったと思っています。
後半明らかに日本が守備に回ることが多くなりました。日本の選手の距離感、タイミングなどが全く合わず、完全にイランペースでした。ここでベンチワークはどうだったのか、、、追いつかれる前、もしくは追いつかれた後すぐに選手交代が必要だったと思います。
具体的には、①三苫選手の投入、②堂安選手に対する期待と判断、③板倉選手に対する評価と判断、④交代カードとしての1枚少なさ
①三苫選手の投入が10分遅かったのではないか、確かに前田選手は相手にとって嫌な存在であったためベンチに下げにくい状況にはあったと思います。三苫選手の投入はある意味でピッチで戦う選手に対して「得点をとりに行くぞ」というサインになります。
②堂安選手は一発のシュートを持っている選手です。大きな仕事をしてくれるという期待はあったでしょう。しかし後半の攻撃においては目立つ仕事はできていませんでした。堂安選手の後半のパフォーマンスをシビアに判断できれば、例えば前田選手と三苫選手の共存も可能だったのではないかなと考えています。
③試合を通して明らかに、板倉選手のコンディションが良くなった。むしろ最悪。判断のミスも多くあり、相手FWに対してはフィジカルの面では完敗でした。そんな中、早く板倉選手を交代させるという判断が必要だったのではないでしょうか。(板倉絶対やらかすと試合を通して思っていました)
④例えば、伊東純也選手がベンチにいた場合、または先発していた場合に状況は全く変わっていたと思います。ある意味で堂安選手以外で右サイドを任せられる選手がいなかったとも言えるでしょう。
チームとして完敗です。イランの方が「勝ちたい気持ち」が強かった。そして徹底していた。日本のウィークポイントに対して徹底的に攻めてくる。当たり前です。テレビを通して選手の表情や立ち振る舞いを見ても、イランの選手の方がアグレッシブでした。
さて、最近のフットボールは「上手い」より、「強い」、「早い」が正義になりかけています。今後上手い選手を揃えるのではなく、強くて早くてたくましいという基準での選手選考に変わるのでは。
さらには、この敗戦で森保監督が今後どのようにリーダーシップをとって、チームを導いてくれるのか。
強くて早い世界のスタンダードの中で、どのように日本らしさを追求していくのか期待したいです。